年金アドバイザー3級試験を受験して

2019年10月27日(日)に実施された
第144回銀行業務検定試験の
「年金アドバイザー3級」を
受験し、無事合格しました。

 

なかなか聞きなれない検定ですが
どのようなものかご案内と
合格への近道でもないですが、
受験して感じたことを書いてみます。

 

年金アドバイザー3級とは

検定試験自体は4級・3級・2級があります。

この検定試験の3級は、
1991年3月にスタートしたもので、
金融機関職員が
顧客からの年金に関する相談や照会に
応じるために必要とされる基本的知識
およびセールスにおいて必要となる
技能・応用力についての習得度合を
測ることを目的としています。

 

受験者の平均勤続年数は
おおむね10年程度となっています。
金融機関の中堅職員に
取得が奨励されているようです。

 

社会保険料労務士との違い

年金と言えば、
国民年金、厚生年金ですが、
士業では、社会保険労務士が
その専門分野となります。

社会保険労務士(社労士)は、
労働基準法
労働安全衛生法
雇用保険法
健康保険法
などもその対象となり
範囲も広くなっています。
国民年金法
厚生年金法
は、その中の一部となります。

年金アドバイザー試験と
社労士試験では、
問われる知識の種類が
少し異なるため
習得する知識の内容も
当然変わってきます。

年金アドバイザー試験では、
年金相談の実務に役立つ知識が中心

社労士試験では、
年金制度全体への理解が求められます。

問われる知識の広さや深さで言うと、
年金アドバイザーは、「狭く深く」
社労士は「広く浅く」

社労士が年金の知識の深耕化のために
年金アドバイザー試験を受験することも
あるようです。

 

合格への近道

完全に独学でした。

ただ、前提として、
ファイナンシャルプランナー2級合格
小規模ですが、自社の年金の手続きは
自分で実施していましたので、
大枠は把握していた状態です。

 

テキストとして購入したのは、
「年金相談の実務」
「銀行業務検定試験公式テキスト年金アドバイザー3級」
そして、
「銀行業務検定試験年金アドバイザー3級問題解説集」

結論から申しますと、
試験に合格することだけを目的とすると
問題解説集が一番大事だと感じました。

 

過去、4回分の問題と解説が載っています。

類似問題が多いため、
傾向がつかみやすいと思います。

基本知識 30問
技能・応用 20問
合計50問で、100点満点
うち凡そ60点以上で合格

ということは
基礎知識が全部正解であればOK

とは言え
なかなかしっかりと問題を把握していないと
ケアレスミスも多くなるかもしれません。

技能・応用は
解き方を理解しないと時間が掛かるかもしれません。
ただ、基礎知識で点数を稼げる状態であれば
かなり気持ちに余裕があります。

 

ファイナンシャルプランナー2級試験の勉強時に
漠然と覚えていたことが
はっきり把握できてくると気持ちの良いものです。

 

用意した本のうち実は、
「銀行業務検定試験公式テキスト年金アドバイザー3級」
は殆ど開きませんでした。

というのも、
問題解説集が中心で、
参考としては、「年金相談の実務」


ファイナンシャルプランナー2級の勉強テキスト
(全体の把握・整理に役立ちました)
という感じでした。

 

この他に、
あるブログが役に立ちました。

此方です。(勝手に紹介)
年アド】年金アドバイザー3級 社労士試験経験者のための攻略方法(2級もちょっと)【勉強方法】

この動画で、免除の計算はバッチリです。

あくまでも参考として下さい。

i-Mage.ブログ【Vol.0355】でした。

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