猛暑の2024年~9月度の電力量料金は前月比大幅減少|前年比ではまだまだ高い!

毎月恒例の電力量料金の定点観測です。
9月(8月使用分)から3か月間、再度政府から電気・ガスの負担軽減策として補助が出ることで、大きな変化がありました。

燃料費調整額を反映させた「電力量料金」の推移を見ています。
基本料金設定がある場合、基本料金は固定ですが、電力量料金は使った量(消費電力量)の単価となります。

浜松市では、連日最高気温が35℃以上が当たり前という感じになってきました。
当然最低気温も高く、エアコン稼働時間も長く、しかも高負荷での運転となっていると思います。
消費電力量はどうしても高くなってしまう時期ですので、電力量料金は気になります。

これだけ暑いと、暑さ対策が重要になってきます。
勿論、エアコンの使用が中心だと思いますが、
エアコンもその性能以上の効果はでません。

例えば、暑さ対策として、
・室内温度を上げない
 →窓ガラスが遮熱断熱性能がある場合、直射日光が当たる時間帯は窓を開けない
 →通風を意識した窓開け
 →直射日光を室内に入れない(これは色々な方法があります。)

・エアコン室外機(これがエアコンの心臓部です。)
 →日陰にできないか。特に西日が当たる午後
  特に、下がコンクリートやアスファルト等は反射熱も影響大
 →草や葉っぱなどが機器周辺から除去


当ブログでは、中部電力と沖縄電力の電力量料金(燃料費調整や再生可能エネルギー発電賦課金等を加味した変動する料金)推移を見ています。以前からある規制料金でその推移をみています。

中部電力 2024年9月度 電力量(従量)料金推移

中部電力電力量料金推移202409

このデータは、規制料金の定点観測となります。

2年前の2022年があまりにも高いため、低く見えますが、
その2022年以外では、一番(という表現が正しいのかどうか)高くなっています。
仮に補助金が無くても、2022年の高さは際立っています。

もう何回となくお伝えしていますが、
昨年2023年は諸々の値上げがありましたが、
実は電気料金は対前年比では、低かったのが分かります。

前年比では、低圧約129.0%、高圧約117.9%
高圧もスゴイのですが、特に低圧は補助額が多いのですが高いです。

沖縄電力 2024年9月度 電気量(従量)料金推移

前月比で高圧約92.6%となっています。
前年比では、低圧134.2%、高圧115.8%です。
低圧はかなりの上昇ですね。


中部電力と比較した業務用電力で見ると、約118.0%となっています。
前月に比べ、その差が広がりました。

近年、夏場は内地に比べ最高気温が低いことが多かったのですが、
今年は同じくらいの日も出ており、エアコン負荷は高いと思います。

業務用空調機の省エネ機器 冷媒リアクターパイプ「TOP-Eco」

既設機器の省エネ・節電策と言えば、設定温度の変更・徹底や運用時間の見直し等が行われます。
現状のような電気料金が高い状況では、今度の夏も我慢して対応となるのでしょうか?

我慢以外の対策でよくあるのは、高効率機器への更新がありますが、そう度々できる対策ではありません。また、点で見ると削減できたように見えますが、費用対効果でみるとどうでしょうか。意外に投資回収効果は?
キャッシュフローで見てみると、今後益々上昇することを考えると、回収は早まりそうですね

TOP-Ecoは、既設機器に対して設置のご提案を行っています。
使用状況などにより、コスト削減効果が見えないものもハッキリお示しします。

また、TOP-Ecoとシナジー効果を発揮するものとして、
室外機及び室外機周辺の温度を抑制するというものがあります。
室外機の設置場所が、屋根上や西面にある場合、直射日光が長時間当たります。エアコンは熱交換を行うものですが、室外にある室外機が暑いとどうなるでしょうか。
昨年7月、とある工場で温度測定をしましたが、気象庁の観測で最高気温31.1℃の日で、室外機周辺温度は45.5℃でした。
因みに、エアコンの仕様書に記載されている冷房定格消費電力は、外気温度35℃の場合ですので、それより高負荷ということが分かります。
メーカーによって異なりますが、D社の場合、50℃まではOKのようですが、それ以上は動作保証が難しい状態と思われます。
多分、真夏は超えているのではないでしょうか。冷風が出ないのか、高負荷で長時間運転が続いているのかは分かりませんが、エアコンにとっても良い状態とは言えませんね。
是非、一度ご相談下さい。

業務用エアコン、冷凍機の省エネのことなら
当社株式会社i-Mage.まで、お気軽にお問い合わせください


i-Mage.ブログ【Vol.0486】でした。

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