2025年4月電気・ガス支援は半額に!いよいよ本格的に上昇するか電気料金|中部電力・沖縄電力電力量料金推移

電気料金の請求金額の変動は、使う量以外に料金単価自体の変動が大きくなっています。

とは言え、電力会社各社との契約単価はそう変動するものではなく、毎月変動する要素として

燃料費調整額」がその主要因となっています。

電力会社各社でその変動が違うのは、発電を何で行っているかという違いです。
現在は火力発電が一番多いのですが、液化天然ガス(LNG)や石炭などがその発電に使われています。
興味がある方は、電力会社HPでご確認下さい。
「〇〇電力 電源構成」で表示されてくると思います。

因みに2023年度実績では、
中部電力は、LNGが一番多く44%、次いで石炭で19%
沖縄電力は、石炭が一番の多く59%、次いでLNGで29%。卸電力取引所が無いのも特徴です。

変動要素の2つめは、1年に一度ある
再生可能エネルギー発電促進賦課金」です。
これは、経済産業省が定めており、日本国内で共通となっています。買取に掛かる費用を、国内の使用者が一律負担という考え方

そして、変動要素3つ目が、今回で最後になるかもしれない
電気・ガス支援」です。
冬の暖房期に合わせて実施されていましたが、3月使用分(4月請求分)からそれまでの半額となります。
そして、4月使用分からゼロになります涙

当ブログでは、これらを合わせて電力量料金として、その推移を定点観測として見ています。
同一の契約でどのように変動しているかです。
使用量は各々で異なりますが、ここは契約を変更しない限り変えることはできません。

では、まず中部電力から

2025年4月度 中部電力電力量料金推移

2024年以降、アップダウンが激しいですね。
毎年、7月~9月は夏季料金が適用となるため大きな山があるのですが、もはやその山も低く見えます。

そして、支援がなくなることで、2022年のようにならないことを願います。

実は、前月比では、電力各社の中で、この中部電力が一番上昇額が多いということです。
それでも、東京・東北・北海道の3社よりは少し少ないのですが

前年比では、高圧110.6%、低圧122.7%
低圧はご家庭や店舗などで利用されている契約です。
この上昇は少し省エネ・節電しても追いつかないですね。

前月比では、108.3%、低圧108.1%
電気・ガス支援が半額になったことが大きいと思われます。

2025年4月度沖縄電力電力量料金推移

他社同様、2024年以降は、支援の有無によって変動が大きくなっています。

そして、沖縄電力の特徴的なのは、
燃料費調整額がー10円程度になっていることです。

実は、他電力会社では、若干プラスになっています。

電力料金単価の変動が行われた2023年以降継続しています。
2022年の状況を受け改定されましたので、それに比べたらまだという感じなのでしょうか?

前年比では、高圧117.4%、低圧128.5%
低圧、やはりスゴイ上昇ですね。

店舗などでは、エアコン稼働率も高いと思いますので、かなり厳しいですね。

ビルや商業施設などで利用される高圧業務用で、中部電力と比較をしていますが、
かなりその差がなくなってきました。
105.5%となっています。
まだ高いのですが

夏の猛暑対策は今から

電気・ガス支援がなくなる、5月分から電気料金は更に上昇してしまいます。

また、再生可能エネルギー発電促進賦課金(再エネ賦課金)も上昇すると思われます。

今年の夏もまた暑くなることでしょう。

少しくらい、省エネ・節電を行っても追いつきはしませんが、それでもやらないより良い
単価が上がっている分、対策にかかる費用の投資回収期間も縮まりますね。

夏に対策をとると、引っ越しなどと同様、繁忙期に対策費用も増加してしまう可能性があります。

まだ、やっていない対策はあるのではないでしょうか?

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i-Mage.ブログ【Vol.0512】でした。

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