今年も、5月1日から9月30日までの5か月間
クールビズの期間となっています。
5月はまだまだ実感としては、
早めの感じもしますが、
間もなく梅雨明けかと思われる天候では、
気温も気になります。
静岡県は年間を通じ温暖な地域ですが、
現時点の最高気温を見ると、30℃超えは
まだまだ稀です。
東京・大阪・名古屋は、30℃超えが多いですね。
日中の直射日光を浴びたり、
自動車内の温度はかなり暑くなっていますが、
最低気温が25℃を超えていませんので、
過ごしやすく感じます。
ただ、熱中症はこの時期でも
十分に注意が必要になります。
実際、緊急搬送も出てきています。
クールビズとは
環境省が、平成17年より推進しています。
地球温暖化対策のため、
冷房時の室温を28℃で快適に過ごせる軽装や取組を促す
ライフスタイル「COOLBIZ(クールビズ)」のこと。
冷房の温度設定を1℃上げると、
消費電力量は約10%削減可能と言われます。
室内環境等によりますが、
当社の消費電力測定により、
実測でもそれに近い値が出ました。
結果、電気料金の削減にもなりますが、
発電に掛かる温室効果ガス排出を
削減するという効果が望めます。
まず、何故28℃なの?ですが、
「建築物における衛生的環境の確保に関する法律施行令」及び
労働安全衛生法の「事務所衛生基準規則」で
定められた室温設定の範囲(17℃以上28℃以下)から
上限の28℃ と定められました。
冷房の設定温度
「室温28℃で快適に過ごせる」です。
つまり、エアコンの設定温度を28℃にとは
言っていません。
完全に遮熱断熱状態の室内であれば、
設定温度=室温となるかもしれませんが、
通常の建物では、
窓からの日光、
屋根や壁からの熱、
人からの発熱(これが意外に多い)、
パソコンやプリンタ等の事務機器からの発熱、
蛍光灯を使っていればそこからの発熱
等々熱源が一杯ありますので、
室温は一定しません。
また、エアコンからの吹出し温度は、
設定温度とは一致していません。
設定温度で維持するために、
設定温度よりマイナス10℃以上の冷風を出し、
室内を循環した温度を感知しています。
感知した温度で、自動的に弱めたり、
強めたりをしています。
もう一つ大事なことがあります。
温度ばかりに注意が行きますが、
労働安全衛生法の「事務所衛生基準規則」
にも明記されていますが、
「相対湿度が40%以上70%以下になるように
努めなければならない。」とあります。
相対湿度とは、一般的に湿度と言っているもので、
温度によって異なってくる空気中の水分量のことです。
つまり、
温度17℃以上28℃以下かつ
湿度40%以上70%以下
ということになります。
温度28℃でも湿度80%以上は、
かなり蒸し暑い状態ですね。
温度及び湿度を見ていくことが必要です。
設定温度が28℃ではないということ、
業務によっては、服装も防塵対策等が必要等
軽装にならないということがあります。
ある食品工場では、
冷房設定温度が19℃というところもありました。
服装が重ね着になる、マスクや帽子着用です。
このように、快適でということが重要となりますので、
作業時の服装や室内環境等により
エアコンの設定温度は変えていくべきだと思います。
日中で室内が暑くなる時間帯・場所
同じ室内でも、
室内温度が変わってきますが、
通常は気温が一番高いのは11時頃~13時頃だと思います。
その1~2時間後位が室内が暑くなってくるかと思います。
14時~15時位は暑いですね。
また、西日が窓から入ってくることも影響します。
南面から入る日光は角度的にあまり室内に入りませんが、
西面から入る日光は斜めから入るため、かなり置くまで届きます。
また、西面の方が1日の日光を浴びる時間が長くなります。
南に面している建物・場所より、
西に面している方が暑くなりやすいと思います。
そこで、エアコンの省エネ機器TOP-Eco
もし、電気料金を削減することを目的に、
事業所内の設定温度を28℃としているなら、
TOP-Ecoをご提案します。
TOP-Ecoは、冷媒と言われる、
エアコンの熱を交換するためのものです。
この熱交換(冷専機器用の新モデルは、プラス熱変換)を
助ける働きを行います。
設定温度は毎年同じ筈だが、
近年エアコンの効きが悪くなった?
という場合、
まずは、フィルター掃除や室外機周辺等のチェック、
次に、故障かどうかを点検してもらうのが良いと思います。
それでも解消しない場合に、TOP-Ecoの出番です。
勿論、効きが悪くなっていない状態でも効果を発揮します。
元々持っているエアコンの力を最大限発揮し、
設定温度に早く到達させる(=電気料金を削減する)
ことができます。
TOP-Eco設置後に、
冷房設定温度を上げたという事業所もあります。
前述の通り、設定温度1℃上げる、
それだけで約10%の消費電力の削減となります。
服装や設定温度で対処も必要ですが、
機器自体の省エネ対策もしてみませんか。
i-Mage.ブログ【Vol.0271】でした。
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