節電・省エネ関連の対策として
まず第一に上がってくるのは、
使用の抑制です。
なんだーと思われるかもしれませんが、
当然、使わなけいのが一番です。
因みに、節電と省エネは違うのですが、
ここでは細かいことはなしにして
消費電力量を減らすこととします。
当社では、主として空調機(エアコン)・冷凍冷蔵設備の
省エネ提案を行っていますが、
機器自体の省エネ対策もありますが、
そもそもの室内環境の改善の必要な場合が多くあります。
単純に「使用の抑制」と言っても、
・使用時間の短縮
・休憩時間・残業時間の使用禁止
・設定温度の指定(例えば28℃厳守)
などがあります。
設定温度を1℃変えることで、
約10%消費電力が変わってきますが、
快適性を抑えることで、作業効率が下がってしまい
余計に人件費がかかるなんていうこともあり得ますね。
モチベーションにも関わってくるかもしれません。
当初想定していた熱負荷に対して
空調設備が不足してしまっているということも考えられます。
その場合は、増設などの対応が必要です。
高効率機器への入替えという案もありますが、
買い替え費用の回収には、
減価償却期間以上の年数がかかることもあります。
また、製造や廃棄にかかわることも考慮すると
決して省エネ対策とはならないのではないでしょうか。
『今あるものを最期まで効率良く使う』をコンセプトにした
当社提案の省エネ機器はおススメなのですが、
今回は、まずその前に室内環境の改善です。
屋内の熱は、窓からの影響が一番大きく
住宅の例となりますが、
一般社団法人日本建材・住宅設備産業協会「省エネ建材で、快適な家、健康的な家」より
夏(冷房時に入ってくる熱)73%、
冬(暖房時に逃げてしまう熱)58%が、
窓の影響を受けているとされています。
緑のカーテンの効果は大きい
「中部電力の緑のカーテンの実証結果」では、
緑のカーテンにより冷房の節電効果は21~42%で、
平均30%という結果が出ています。
勿論、構造や窓ガラスの締める面積等でも
変わってくるかと思いますが、効果絶大です。
緑のカーテンは、熱60%カット
ヨシズも熱60%カット
(ただし、ヨシズが熱を吸収するため熱放出されることで、実質熱26%カット)
すだれ、遮熱カーテンなども効果を発揮すると思います。
窓ガラス遮熱
工場や商業施設等では、採光の関係もありますが
窓ガラスが大きいということがあります。
また、天窓などもありますね。
住宅で天窓があるお宅は夏場暑いのではないでしょうか。
当社では、窓ガラス遮熱塗料をご提案しています。
緑のカーテンを上回る赤外線70~95%カット、紫外線100%カット、可視光線10~15%カットです。
夏の暑さ対策面からは、
直射日光の当たる箇所の遮熱が効果を発揮
寒さ対策の暖房としては、
その効果を上げるためには、
熱放出を防ぎます。(保温効果)
通常のペットボトルと
保温ボトルの違い
と考えていただければと思います。
i-Mage.ブログ【Vol.0452】でした。