2024年度に入り、再生可能エネルギー発電促進賦課金も上昇、円安もかなり進んできており発電コストも上昇、一層の電気料金増加が考えられます。
また、政策により、2023年2月から特別な緩和措置が実施され、延長されていましたが、2024年5月使用分で終了です。
(電力会社の激変緩和措置も行われています。)
省エネ提案事業をしているからという訳でなく、
昨年から、「GHG(温室効果ガス)排出量削減」や「脱炭素」、「カーボンニュートラル」、そして「GX」が目立つようになってきました。いずれも、『省エネルギー』は必須となっています。
経済産業省のGHGプロトコル関係の資料ですが、サプライチェーン全体でのこうした動きは急激に求められてくるのではないでしょうか。
電気の使用は、自家発電せず電力会社等から調達している場合は、Scope(スコープ)2になります。
事業を継続して行くうえで、この図は意識していく必要性が高まってきていると思います。
そして、
今までは、電力会社等から節電要請がありましたが、今年から天気が良い日には「電気使用のお願い」が届くようになりました。
使わないようにご協力をでなく、使ってくださいです。
これは、再生可能エネルギーを促進するためのものですね。
電気は溜めておくことができません。天気が良い場合、太陽光発電が活発に行われますが、供給<需要になってしまうこと、また他の発電に影響が出てしまうため、ある時間帯に使用を集中させ、需要を供給に近づけるための対策です。
さて、定点観測
当ブログでは、中部電力と沖縄電力の電力量料金(燃料費調整や再生可能エネルギー発電賦課金等を加味した変動する料金)推移を見ています。
燃料費調整額は、毎月月末に大手電力会社各社から公表され(2か月後の電気使用に適用する燃料費調整額)、そのタイミングで、電力量料金として、使った量に関わる料金単価の推移を見ています。
中部電力と沖縄電力の電力量料金推移をみていきます。以前からある規制料金でその推移をみています。
中部電力 2024年6月度 電力量(従量)料金推移
このデータは、規制料金の定点観測となります。
上昇傾向であることは間違いありません。
そして、いよいよ来月からは緩和がなくなります。
前年比では、低圧約117.1%、高圧約102.3%
特に低圧はスゴイ上昇ですね。
言うまでもなく、電気料金というものは、使えば使っただけ請求額も比例していきます。
普段の月の請求額より高いのは何故か?
夏であれば冷房、冬であれば暖房に関わるものが、他の月とは違いますね。
2023年の夏はもうかなりの猛暑でした。
覚えていますか?
年間の気温での比較でも、2023年は気温が上昇していたという結果です。
今年2024年はどうなるでしょうか。
昨年は、諸々の値上げが進み、その元凶の一つが電気代と言われていましたが、実は一昨年の2022年より下がっていました。今年は、過去最高の2022年並みとなってきています。
それにしても、
コスト削減を一生懸命にやっても
電気料金で一気に持っていかれると辛いですね。
ただ、やっているのとやっていないのでは大きい違いになることは間違いありません。
でも、暑さ対策も必須です。
我慢してエアコン使用量を抑制するのではなく、
ムリなく抑制できる方法を対策とれていますか?
まだまだ、節電対策やれることがあるかもしれません。
当社は、人が我慢することなく、環境に配慮したエアコンの節電対策をご提案しています。
暑さ対策をエアコンだけに頼るのでなく、熱の移動でも考える必要がありますね。
開口部(例えば、窓)からの熱移動はかなり大きくなっています。
沖縄電力 2024年6月度 電気量(従量)料金推移
電気料金単価の見直しもあり、少し分かり難くなっています。
点線は、高圧契約の抑制策が無い場合を示しています。
前月比で高圧約105.7%となっています。
再エネ賦課金の上昇が大きいので、過去最高の2022年度と比べても高くなっています。
中部電力と比較した業務用電力で見ると、約108.9%となっています。
業務用空調機の省エネ機器 冷媒リアクターパイプ「TOP-Eco」
既設機器の省エネ・節電策と言えば、設定温度の変更・徹底や運用時間の見直し等が行われます。
現状のような電気料金が高い状況では、今度の夏も我慢して対応となるのでしょうか?
我慢以外の対策でよくあるのは、高効率機器への更新がありますが、そう度々できる対策ではありません。また、点で見ると削減できたように見えますが、費用対効果でみるとどうでしょうか。意外に投資回収効果は?
キャッシュフローで見てみると、今後益々上昇することを考えると、回収は早まりそうですね
TOP-Ecoは、既設機器に対して設置のご提案を行っています。
使用状況などにより、コスト削減効果が見えないものもハッキリお示しします。
また、TOP-Ecoとシナジー効果を発揮するものとして、
コンプレッサーの動きを機器の仕様に合わせ調整するものもご紹介しています。
強制的に停止や負荷を下げると故障や再始動時の電流増加が考えられますが、無理のない範囲で調整するものです。
所謂中間期となりますが、この時期に冷房を使わないといけないという場合は、室内環境の見直しも必須だと考えられます。
エアコンの一番の節電方法は使わないこと。
とは言え、我慢して、ムリしてでなく使わない、抑制する方法が無いでしょうか。
是非、一度ご相談下さい。
業務用エアコン、冷凍機の省エネのことなら
当社株式会社i-Mage.まで、お気軽にお問い合わせください
i-Mage.ブログ【Vol.0482】でした。