i-Mage.ブログ【Vol.0110】です。
空調機の室外機はどこに置いていますか?
室内機の設置場所は、非常に気にしますが、意外と室外機は空いている邪魔にならないスペースであったり、室外機のすぐ近くということが多いと思います。
機器の能力により、配管の長さも決まってくるため、自由に設定というわけにはいかないのが現状だと思います。
沖縄では、反射熱防止やヤモリ侵入防止等から、壁に設置している箇所も多く見かけました。
空調機メーカーの据付留意点として、「ショートサーキット」が言われます。
ショートサーキットは、自らの吹出した風をそのまま吸い込む状態で、夏であれば、熱い風をそのまま吸い込んでしまい、冷房の効きが悪化、最悪運転停止します。複数台がまとまって設置しているケースでは、他の機器から吹出した風に影響されるケースがあります。
四方が壁だらけで、前後20㎝ずつのスペースを作った場合でも、冷暖房能力及び消費電力が10%程度低下するという据付手順書に記載されているものもあります。
室外機本体の防雪や日除け屋根というオプション品や、日除けのカバーも販売していたりします。
カバーすることにより、ショートサーキット状態にならないように注意が必要です。
通常のエアコンは、エアコン自身で熱(冷気、暖気)を発生させて風を送るという仕組みではありません。
室外機周辺の熱と室内の熱を交換という仕組みになります。
つまり、室外機周辺が暑い状態だと、熱交換が進まず、冷房の効きが悪いという状態になります。
長く直射日光に当たる、照り返しや反射熱が多い、風が循環しないというような場所への設置では、本来の能力が発揮できていないことが考えられます。
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