電力卸価格が過去にない高騰 高圧・特別高圧の契約で新電力の電気料金に影響

寒波到来により
例年にない積雪があり
交通網もかなり混乱しているようです。

また、暖房需要の急増により
電力需給がひっ迫している電力会社もあります。

荒天時は、
太陽光発電がどうしても十分に行われないことも
あるかと思います。

卸電力取引所の卸電力価格

新電力会社等では、自家発電分で供給しているところだけでなく
卸電力取引所(JEPX)から電力を卸購入しているところもあります。

そのため、その卸電力価格が気になります。

2021年1月13日のシステムプライスです。

システムプライスとは、
スポット取引の約定計算で得られた全国大の売り入札曲線と買い入札曲線の交点の価格のことであり、需要と供給のバランスで変動するというものです。

新電力会社である『リミックスでんき』では、
以下の通り重要なお知らせを出してしています。

JEPX取引価格高騰状況

(リミックスでんきHPより転載)
当社ではお客様に販売する電力の一定割合を、JEPXより調達しております。

JEPXの電力卸価格は、昨年12月前半までは年間を通して5~10円/kWh程度で取引されておりましたが、昨年12月15日前後から急激な高騰が続いており、1月に入ってからは100円/kWhを超える異常高値が継続している状況です。

高騰の原因

(リミックスでんきHPより転載)
当社調査の結果、および専門家やメディアなどの見解も総合すると、今回のJEPX電力卸売価格の高騰は国内発電量の大部分をカバーするガス火力発電所の出力抑制と、12月中旬以降の全国的な厳しい寒さからくる暖房需要の急増が重なったためと考えられます。

ガス火力発電の燃料であるLNG(液化天然ガス)が、産出国での施設トラブルや新型コロナウイルス感染拡大に伴う世界的な海上輸送路の乱れなど複数の要因により、調達が遅れています。このことで各地のガス火力発電所の出力が低く抑えられており、全国的に電力の供給量が減少しております。

LNGの調達正常化にはなお時間がかかると見込まれ、JEPXの価格高騰もまだしばらくは続く見通しとされています。

燃料費調整単価により、短時間の高騰は電気料金に影響が出ないということですが、如何せん長期化しています。
高圧・超高圧契約の事業所さんはご確認が必要です。

止めることのできない冷凍機

電気料金高騰となると、できるだけ節電に努める必要がありますが、冷凍機は止めることができない場合が多いと思います。

TOP-Eco Fシリーズは、冷凍機の省エネ機器として登場。
省エネ効果を発揮しています。

近年の夏場の高温は凄まじいものがありますので、電気料金に悩んでいる事業者様はご検討下さい。

i-Mage.ブログ【Vol.0416】でした。


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