今日は、予定していた作業が一時できない時間帯があり、
先日貰ってきた廃棄予定だったエアコンの冷媒配管を使い
フレア加工の練習をしました。
フレア加工とは?
![フレア加工](https://i-mage.co.jp/wp-content/uploads/2022/03/IMG_9065.jpg)
写真の通り、配管(銅管)の端が
ラッパのように広がっています。
このように加工することを“フレア加工”と言います。
![](https://i-mage.co.jp/wp-content/uploads/2022/01/配管接続-1.jpg)
家庭用のルームエアコン本体と冷媒配管の接続は、
このようにフレア加工してフレアナットで接続します。
ここがしっかり接続できていないと
中に入れる冷媒ガスが漏れてしまい、
エアコンの効きが悪くなり、故障するという原因になります。
エアコン本体(室内機と室外機)からは
このラッパ型にピタっと収まるものが出ています。
フレア加工
![](https://i-mage.co.jp/wp-content/uploads/2022/03/IMG_9102-rotated.jpg)
フレア加工には、
写真のような器具を使います。
まず、右側のものは配管をカットするものです。
冷媒配管(銅管)は、円形です。
これを潰したりすると冷媒ガスが流れにくくなったりします。
また、傷やバリが多いと接続時の接触が甘くなり
冷媒ガス漏れの原因となることがあります。
写真の左側の器具は、
フレアリングツールという
配管をラッパ型にするものです。
割れたりするとこれも冷媒ガス漏れの原因となります。
作業自体は、
配管をカットして、ラッパ型にするだけです。
簡単な作業ではありますが、
丁寧な作業が要求されます。
これらの工具のメンテナンスは重要です。
フレア接続した後は、
真空引きという作業を行います。
規定の数値にならない場合は、
どこかの接続がうまくできていないということです。
真空引きが完了すると
冷媒ガスを配管内に戻します。
この時、リークチェックを行い
冷媒ガスの漏れが無いかを確認します。
![冷媒漏れチェック](https://i-mage.co.jp/wp-content/uploads/2022/01/AC2-cheku.jpg)
フレア接続してある部分の確認をします。
どういう時にフレア加工をするのか?
エアコン工事に於いては、
新たに設置する際に行います。
予め配管にフレア加工されたものもありますが、
設置場所によって配管の長さが異なりますので
現地施工となります。
当社で実施している
エアコンの完全分解クリーニングでは、
室内機を取り外し、分解洗浄が終わると
再度室内機を取り付けます。
この際、フレア接続を取り外し、取り付けを行います。
ある程度年数が経つことでフレア接続箇所の接続不要と
なることが稀にあります。
その場合、フレア加工をし直すことがあります。
当社実施の
▶「家庭用壁掛けエアコン完全分解クリーニングサービス」
i-Mage.ブログ【Vol.0442】でした。
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