脱炭素経営とは?|5つのメリットと3つのステップ 経営上の重要課題となる気象変動対策に取り組む

明らかに、ここ数年の気候は変わってきていると実感されていると思います。

局地的な豪雨、そして鳴り響く避難警報
夏の猛暑、冬も昨年に続き暖冬となっています。

世界気象機関(WMO)は、
2023年の世界の平均気温は観測史上最も高くなることが確実になったと発表!
2023年10月までのデータによると、世界の平均気温が産業革命前より1.40℃高かったということです。

このような気象変動に起因するリスクとして、急性的リスクと慢性的リスクがあります。

急性的リスク

「急性的リスク」とは、台風や竜巻、洪水などの激化と言った事象に起因するものです。
短期的、集中的に発生し、甚大な被害をもたらす可能性があります。

・大雨による水害
・台風など強風による損傷
・インフラの阻害
・土砂災害による供給網寸断
・豪雪による交通マヒ、孤立
・猛暑による労働環境悪化
など

慢性的リスク

「慢性的リスク」は、海面上昇や長期的な熱波の原因となりえる長期的高温などの長期的なシフトで徐々に進行します。

・夏季の空調費用の増加
・労働生産性の低下
・農作物の生育不全
・畜産業や養殖業における生産量の低下
・降水パターンの変化に伴う水資源への影響
など

脱炭素経営とは

「脱炭素経営」とは、気象変動対策、すなわち脱炭素の視点を織り込んだ企業経営のことです。

環境省が推進する脱炭素経営は、経営リスク低減や成長のチャンスとして、経営上の重要課題として全社をあげて取り組むべきものとしています。

脱炭素経営に取り組む5つのメリット

①優位性の構築 イメージ向上
②光熱費・燃料費の低減
③知名度・認知度向上
④社員のモチベーション・人材獲得力向上
⑤好条件での資金調達
環境省:中小規模事業者向け脱炭素経営導入ハンドブックより

脱炭素経営に向けた3つのステップ

①知る
②測る
③減らす

例えば、下記の空調費用の増加対策であれば、
まずは、機器リストを作成し、機器ごとの定格消費電力や設定温度、使用時間・日数などを把握し、その費用を知ることから始めます。
次のステップで、実際の消費電力や室温変化などを測ります。
ここまで、できれば消費電力の多い機器からその対策検討になります。

①知る、②測るができると、見える化されますので、対策が取りやすくなりますが、ここが分からないと対策も見えませんね。

当社では、業務用エアコンの機器リスト作成のサポートも行っています。

業務用エアコン、冷凍機の省エネ、暑さ対策のことなら
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i-Mage.ブログ【Vol.0479】でした。

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