国からの電気・ガスの支援が、2024年11月使用分(12月検針分)から縮小も終わり、現状無くなりました。
また、再開かとも言われていますが、12月請求分からは取り敢えず無くなりました。
低圧4.0円KW/H → 2.5円KW/H → 0円
高圧2.0円KW/H → 1.3円KW/H → 0円
さて、度々ご案内していますが、「電力量料金」とは?
基本料金設定がある場合、基本料金は固定ですが、電力量料金は使った量(消費電力量)の単価となります。
使用量料金+再生可能エネルギー発電賦課金(再エネ賦課金)+燃料費調整額=電力量料金
このうち、使用量料金は簡単には変更されません、ここ10年間でも数回です。
再エネ賦課金は、1年に1回見直しされます。年度単位と考えれば良いと思います。今後も再生可能エネルギー発電が促進されていくことを考えれば、この再エネ賦課金は増加していくのみと考えられます。インボイス制度の特例もなくなるとその分も増加になる可能性が高いですね。
問題は、燃料費調整額。
これは、毎月月末に各電力会社から2カ月後に適用される調整額が発表されます。
これが、毎月の変動額となります。
この電力量料金は、使用量×電力量料金という計算で料金算出されます。
つまり、使用量が電気料金変動要素になるというのはお分かりいただけると思います。
次に、何故当ブログは
中部電力と沖縄電力の2社だけなのかについて
実は、各電力会社はそれぞれで色々ある発電方法の構成が異なります。
「電源構成」というもので公開されています。
火力でも、LNG・石炭・石油があり、原料が異なります。
この原料の購入価格の変動が燃料費調整となってきますが、各社異なるのはこの電源構成が異なるためです。
で、中部電力を見ているのは、当社がその管内だからです。
また、当社は日本国内にお客様がおりますが、上下幅はありますが、推移としては各電力会社同じようなものとして捉えておりますので、代表として注視しています。
沖縄電力は、他社と少し環境が異なります。
当社の沖縄のお客様も多いことがありますが、電力融通が利かない、石炭での発電が多いことで他社と異なる推移を示すことが多いことから、注視しています。
以上の理由により、当社では毎月定点観測として、この2社を推移を見てきています。
最早、地球温暖化ではなく地球沸騰化と表現されており、
実際、昨年と今年の夏はかなり過酷な暑さでした。
そうなると、必然的にエアコン需要は増し、電気使用量も増加
電力量料金も増加することから、ダブルパンチです。
もう、多少の節電・省エネでは、電気料金維持は難しい状況となってきました。
それでもCO2削減は必須です。
では、2社の電力量料金推移を見ていきます。
以前からある規制料金でその推移をみています。
中部電力 2024年12月度 電力量(従量)料金推移
このデータは、規制料金の定点観測となります。
契約も色々ありますので、同じ契約で見ています。
これも何度となくお伝えしていますが、2年前の2022年があまりにも高いため、低く見えますが、
2010年以降を見るとかなり高くなっているのが分かります。もう2倍以上ですね(涙)
とは言え、昨年及び今年は、国からの支援(補助)があったため抑えられているだけです。
この支援があっても、低圧・特別高圧に関しては燃料費調整がプラスされています。
(夏季料金適用期間はマイナスとなり差し引かれていたのですが)
前年比では、低圧約136.5%、高圧約125.3%
かなり大幅な上昇となっています。
前月比では、低圧約111.9%、高圧約106.5%
国からの支援が無くなった影響が出ています。
家庭や店舗等が契約する低圧がかなり高くなっています。
冷暖房はあまり使わない時期ですので、使用量はあまり増えないとは思いますが
沖縄電力 2024年12月度 電気量(従量)料金推移
前月比で高圧約104.0%となっています。
前年比では、低圧135.9%、高圧120.8%です。
中部電力と比較した業務用電力で見ると、約109.3%となっています。
前月に比べ、その差が少し狭まりました。
前年比を見るとかなりの上昇です。
前月比は、微増という感じですが、支援が無くなったものの石炭を価格が落ち着いているのかもしれません。他に比べ上昇が少ない感じです。とは言え前年比の上昇がスゴイですが
業務用空調機の省エネ機器 冷媒リアクターパイプ「TOP-Eco」
当社では、様々な暑さ対策、エアコンの節電・省エネ提案をさせていただいております。
今年のような猛暑では、ちょっとした対策でもかなりその効果は大きいと感じました。
曇っている時に木陰に入っても、差は感じにくいですが、猛暑の時はその差は大きいですよね。
感覚的には、そういうことです。
既設機器の省エネ・節電策と言えば、設定温度の変更・徹底や運用時間の見直し等が行われます。
よくあるのは、高効率機器への更新がありますが、そう度々できる対策ではありません。また、点で見ると削減できたように見えますが、費用対効果でみるとどうでしょうか。意外に投資回収効果は?
買い替えという手段だけで、果たしてカーボンニュートラルとしてどうかという疑問もあります。
当社では、例えば、業務用空調機を多年に亘り利用されている場合、TOP-Ecoをご案内しています。
TOP-Ecoは、既設機器に対して設置のご提案を行っています。
現在の使用状況などをお聞きし、削減効果のシミュレーションを行います。
機器というのは、定期メンテナンスが重要ですが、それでも経年劣化は起きてしまいます。
その対策は、買い替えでしょうか?
また、TOP-Ecoとシナジー効果を発揮するものとして、
室外機及び室外機周辺の温度を抑制するというものがあります。
室外機の設置場所が、屋根上や西面にある場合、直射日光が長時間当たります。エアコンは熱交換を行うものですが、室外にある室外機が暑いとどうなるでしょうか。
昨年7月、とある工場で温度測定をしましたが、気象庁の観測で最高気温31.1℃の日で、室外機周辺温度は45.5℃でした。
因みに、エアコンの仕様書に記載されている冷房定格消費電力は、外気温度35℃の場合ですので、それより高負荷ということが分かります。
メーカーによって異なりますが、D社の場合、50℃まではOKのようですが、それ以上は動作保証が難しい状態と思われます。
多分、真夏は超えているのではないでしょうか。冷風が出ないのか、高負荷で長時間運転が続いているのかは分かりませんが、エアコンにとっても良い状態とは言えませんね。
是非、一度ご相談下さい。
工場・倉庫・物流センターの省エネは窓ガラス対策から
作業効率性や室内環境を考えると、窓ガラスからの採光は重要です。
ただ、紫外線による影響や、暑さ・寒さを考えると、その遮熱性・断熱性から考え、その対策が重要となるのが窓ガラスです。
工場・倉庫・物流センターの窓ガラスでは、網入りガラスや型ガラスが使われることが多いのですが、遮熱性・断熱性はどうしても犠牲になってしまっています。
遮熱性を高め、夏の直射日光の侵入を防ぐ
断熱性を高め、熱の流出を高め、エアコンの効きをよくする
その両方を、窓ガラス遮熱コーティングで実現可能です。
窓ガラス本来の重要な機能である明るさを維持したまま
暑さ寒さ対策を行いませんか。
業務用エアコン、冷凍機の省エネのことなら
当社株式会社i-Mage.まで、お気軽にお問い合わせください
i-Mage.ブログ【Vol.0494】でした。