各電力会社から5月適用分の燃料費調整単価が発表されました。
定点観測している中部電力・沖縄電力2社の
従量(使った量に応じて課金される)料金単価を見てみます。
当社では、2010年1月から
低圧・高圧のある特定の契約を追ってその推移を見ています。
5月検針分からは、先日発表されて
再生可能エネルギー発電促進賦課金も上昇します。
これは、5月から1年間同一の単価となります。
そのため、単価の改定は滅多にありませんが、
毎月の変動は、燃料費調整単価の変動によって起きています。
ただし、この燃料費調整単価も
例えば、沖縄電力は上限に達しているため
このまま継続すると単価改定になる可能性もあります。
では、中部電力から見てみます。
中部電力 従量料金推移
2021年(令和3年)1月以降、上昇を続けています。
7月~9月は夏季料金が適用となるため
少し波が大きくなっていますが、
ほぼ右肩上がりの傾斜となっています。
通常は、夏季料金適用が終わると
傾斜が下るのですが、2か月微減の後上昇しています。
2022年5月の前年比では、140%強となっています。
昨年5月からの一年間分を切り取ってみました。
省エネ・節電で、10%削減できたとしても
料金的には上昇です。
沖縄電力 従量料金推移
やはり、上昇が続いています。
140%前後の上昇です。低圧の方が上昇率が多いです。
沖縄の5月と言うとエアコンの冷房運転もかなり負荷が掛かってきます。
かなりの負担増となるのではないでしょうか。
エアコンの省エネ・節電
従量料金の40%上昇は、イコール電気料金の40%上昇
勿論、実際の契約内容によって異なりますが、
基本料金と従量料金に分かれていれば、
基本料金は変わりませんので、40%以下の上昇だと思います。
エアコンの省エネ・節電を40%行うことは
難しいと思いますが、
少しでも抑えるためにはやっておいた方が良いことがあります。
自分でできることは、
室内機のフィルター掃除
室外機周りの日陰対策+風通りをよくする
エアコンの風にプラスして扇風機等の風を上手に使うこと
ここまでは少しの手間暇でできると思います。
i-Mage.ブログ【Vol.0447】でした。