2025年6月末時点、毎月末の電気料金の定点観測です。
また電気・ガス支援が再開となる期間になりますた。
この期間は、契約によっては夏季料金設定がありますが、ちょうどその期間と重なります。
(当ブログで推移を見ている契約は夏季料金設定があります。)
毎月月末に大手電力会社各社から公表される燃料費調整。
これが毎月の電気料金変動の大きな要因です。
これで、使用量が同じでも毎月電気代が変わってきます。
その他、そもそもの単価が変動することがありますが、これは稀です。
基本料金設定がある契約もありますが、
使用量が全く同じであっても変動するものコレ「従量料金単価」です。
当ブログでは電力量料金としています。
使った量に応じて課金されるものです。
電力量料金が上がることで、
空調利用での電気料金アップだけでなく、
生産コストが上がり購入するものの原価アップの要因にもなり、
更なる値上げにつながってしまいますね。
毎月月末に電力各社から翌々月検針時(翌月使用分)の燃料費調整単価が発表されます。
前述の通り、ほぼ毎月変動しますので、定点観測でその推移をみています。
繰り返しになりますが、
経済産業省は、7月から3か月間実施する電気・ガス料金への補助額を発表、
7月使用分からですので、今回のデータから適用になります。
低圧で▲2.0円、高圧で▲1.0円です。
では、まず中部電力から見てみます。
2025年7月度使用分(8月検針分)中部電力電力量料金推移

過去のデータを見てみると、1年の中で夏季料金設定期間は高くなり
それ以外の期間は低いものの緩やかに右上がり傾向を示していました。
今は、もう激しく変動しているのがよく分かります。
これは最近繰り返しお伝えしているのですが、
最近はすごい高いイメージだと思いますが、
2022年夏~23年3月頃よりは
まだ単価としては抑えられているのが分かります。
諸々の値上げがあり、今かなり高くなっているイメージになっているのかもしれませんね。
前年比では、高圧97.3%、低圧89.0%
低圧はご家庭や店舗などで利用されている契約です。
前年より抑えられているのが分かります。
前月比では、高圧97.2%、低圧95.7%
今月7月使用分から夏季料金設定で割高になっているのにも関わらず
前月より下がっています。
2025年7月度使用分(8月検針分)沖縄電力電力量料金推移

他社同様、2024年以降は、支援の有無によって変動が大きくなっていました。
そして、沖縄電力の特徴的なのは、
2023年に料金改定以降
燃料費調整額がー10円程度になっていることです。
実は、他電力会社では、若干プラスになっているときもあります。
もっと高くなる予想をしていたということでしょうか。
2022年の状況を受け改定されましたので、それに比べたらまだという感じなのでしょうか?
支援を含め、低圧▲14.74円、高圧▲13.28円ですので
如何に燃料費調整+支援で下がっているか分かります。
前年比では、高圧84.3%、低圧85.3%
15%程度も下がっています。
ビルや商業施設などで利用される高圧業務用で、中部電力と比較をしていますが、
かなりその差がなくなってきました。
100.2%となっています。
ほぼ同じになりました。
最早、この比較も不要か?と思えてきました。(続けますが)
夏の猛暑対策は今からでも!
契約の見直しはもう実施していると思います。
だとすると、ここはもう対策を取りようがありません。
現状では、今年の夏もまた暑くなることが予想されます。
少しくらい、省エネ・節電を行っても追いつきはしませんが、それでもやらないより良い
電力単価が上がっている分、対策にかかる費用の投資回収期間も縮まりますね。
同じ10%削減でも額にすると大きいということになります。
使用量の変動要素が大きいものは何でしょうか?
夏に対策をとると、引っ越しなどと同様、関係各所の繁忙期となり、対策費用も増加してしまう可能性があります。
まだ、やっていない対策はあるのではないでしょうか?
ご確認下さい。
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i-Mage.ブログ【Vol.0525】でした。