【定点観測】電気料金は「元に戻っていない」中部電力・沖縄電力の推移から考える“今やる省エネ”

「最近、電気代は少し落ち着いた気がする」
そう感じている方も多いのではないでしょうか。

しかし、毎月定点観測している
中部電力・沖縄電力の燃料費調整額等を反映した電力量料金推移を見ると、
はっきり分かることがあります。

👉 電気料金は、ピークアウトしただけで“元には戻っていない”

本記事では、

  • 最新データから見える現状
  • なぜ高止まりが続くのか
  • 今、省エネに取り組む意味
    を整理していきます。

① 定点観測データが示す「共通点」

2022〜2023年にかけて、
中部電力・沖縄電力ともに電力量料金は大きく上昇しました。

その後、

  • 政府の電気料金支援
  • 燃料価格の一服
    により一時的に下落しています。

しかし――

📌 2019年以前の水準には戻っていません。

これは
「高騰が終わった」のではなく、
「高い水準で固定化された」と見るべき動きです。

2026年1月使用分~3月使用分は、値引き実施中です。
(1月使用分とは、原則としては、1月中の検針日から2月中の検針日までの使用に係る分を指します。)
各電力会社で料金が下降していますが、その大きな要因はこの電気・ガス料金支援によるものです。


② 中部電力と沖縄電力の“違い”と“同じ結論”

中部電力の特徴

  • 価格の上下動が大きい
  • 燃料費調整の影響が即座に反映されやすい
  • 補助金終了後の反発も早い

沖縄電力の特徴

  • もともとの単価が高い
  • 島嶼地域特性で燃料コスト影響が長期化
  • 下がりにくく、高止まりしやすい構造

📌
地域特性は違っても、結論は同じ
→「電気代は構造的に高い時代に入った」

グラフを見ると一目瞭然ですね!


③ 「また補助金が出るから大丈夫」は危険

定点観測を続けていると、
補助金の本質も見えてきます。

  • 補助金は“一時的な緩和策”
  • 電力コスト構造そのものは変わらない
  • 終了後は、必ず反動が来る

👉
電気代は「待つ」ものではなく、「備える」もの


④ これからの省エネは「我慢」ではない

重要なのは、
「使わない」ではなく
「同じ仕事を、より少ない電力で行う」こと。

つまり、

❌ 根性論の節電
⭕ 効率改善としての省エネ


⑤ 今すぐ確認したい【省エネ点検チェックリスト】

空調・設備編

  • フィルター清掃は定期的に行われているか
  • 室外機周りに風を妨げる障害物はないか
  • 過剰能力の空調を使い続けていないか

建物・環境編

  • 窓からの熱侵入・熱逃げは把握しているか
  • 西日・直射日光対策はできているか
  • 季節ごとに設定温度が固定化されていないか

運用・管理編

  • 電力使用量を「見える化」しているか
  • 部署・エリア別の無駄を把握しているか
  • 対策が“バラバラ”になっていないか

📌
1つでも「?」が付いたら、点検する価値あり


⑥ 定点観測を続けているから言えること

毎月データを追っていると、
一時的な上下に惑わされなくなります。

見るべきは「月」ではなく
👉 「流れ(トレンド)」

そのトレンドが示しているのは、

電気料金は
高止まり前提で経営を考える時代に入った

という現実です。


まとめ

電気代は、
「そのうち戻るだろう」と待つものではありません。

定点観測データが示しているのは、
省エネ=経費削減ではなく、経営防衛という事実。

まずは
「今の設備が、本当に効率よく動いているか」
そこから確認してみませんか?

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i-Mage.ブログ【Vol.0537】でした。

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