11月に入り、初雪の報道も入ってきました。
寒冷地では、換気が不十分になったことが、感染拡大の一要因として捉えられています。
また、寒さとともに、空気が乾燥気味になります。
湿度が低いと、飛沫の拡散が広がると言われます。
障害物がなくなると考えると分かりやすいですね。
湿度管理も重要となってきます。
こう考えると、
寒冷地だけではなく、浜松等の温暖だと言われる地域に於いても
同様に重要なことと言えます。
どれくらい換気をすれば良いか?
換気は、1時間に窓開けを何分を何回という言われることがありますが、
どこの窓を、どれくらいの時間、どれくらい開けるかによっても変わってきます。
当然、風の有無や、室内の空気の流れ等も影響してきます。
私たちは、
換気を、CO2(二酸化炭素)濃度計測により可視化
その計測値により換気を判断する目安と考えています。
同じ空間であっても
人数によっても異なります。
また、暑さ寒さ同様
人間の活動量によっても
二酸化炭素の排出量は異なってきます。
大声を出す、
激しい運動をする、
このような環境下では
二酸化炭素は多く排出されます。
しかも、飛沫は遠くまで飛ぶと考えられます。
二酸化炭素濃度は
CO2モニター等で計測することができます。
一般的には、
1,000ppm以下が望ましいと言われますが、
800ppm以下としている施設等もあります。
窓を開けることで
室温が低下して風邪をひいてしまっては元も子とありません。
必要な換気はどれくらいか
それを把握するのは数値化(見える化)ではないでしょうか。
その結果
換気方法の検討
入室制限
ソーシャルディスタンスの徹底
等々
様々な対策が考えられます。
常時監視の利点
室内の利用者が限定される場合は、
一度測定することである程度対策は検討可能です。
ところが、
利用者数が頻繁に変わる
不特定多数が利用する
等の場合は、
室内環境が変化しますので
常時監視がお勧めです。
上の写真のように
数値で見ると同時に
色やランプで可視化するものがあります。
これにより
来客者(利用者)に安心してもらえる
必要によっては、窓開け換気を行いやすく
なるのではないでしょうか。
「換気状況が悪化してきたため、今から窓を開けます。・・・」
これに反対する人は、いるでしょうか。
高齢者等が利用する施設の場合、
体調の問題等から我慢させることができないことがあります。
その場合は、快適性を考慮した換気対策が必要ですね。
機械式、その他何が可能か、施設、利用方法によっても変わってきます。
i-Mage.ブログ【Vol.0408】でした。