エアコンの待機電力はどれくらい?使っていない時の消費電力が気になり計測してみました。

燃料費高騰からくる電気料金高騰で、
請求書を見てビックリの方も多いと思います。

最近は、家庭の電力計もスマートメーター化してきており、
ある程度リアルに使用状況なども見ることができます。

使用量が多い日、少ない日と様々ですが、
例えば、誰もいない時間帯であってもゼロにはなりません。

冷蔵庫等電源を常に入れておかなくてはいけないものが
ありますので、ゼロにはできません。
他には何があるでしょうか?

照明、エアコンを含めた冷暖房機器、電磁調理器等は
不在時には使わないものですね。

ゼロにはできなくても
家族全員不在であっても、
家族全員が就寝している時間帯であっても
意外に消費電力が多いのにビックリします。

この正体は何でしょうか?

実は、コンセントには通電しており、
そこに差し込んである電化製品は電気を使用しています。

テレビをリモコンですぐに見ることができる
照明やエアコンをリモコンですぐにつけられる
トイレで便座やウォシュレットが温かい
これらは常にスタンバイの状態です。

つまり、コンセントに挿してある状態で
主電源が入っていれば、それなりの電気を使っています。

ノートパソコンもそうですね。
携帯電話もそうです。
すぐに使えるのは、充電した電気を使っています。

最近のエアコンは省エネルギー化がかなり進んでいます。
それでも家庭の電気使用量に締める割合では
エアコンが一番多いという統計データがあります。
夏場などは使っているから仕方ないと言えるのかもしれませんが、
使っていない時期はどうなんでしょうか?

ということで、
冷暖房として使用していないエアコンの電源コードを
コンセントに挿しこんである状態でどれくらい電気を使用しているか
調べてみました。

 

ワットチェッカーを使ってみました。

ワットチェッカーとは、コンセント型をしたもので
コンセントと電源コードの間にかませて使います。

ワットチェッカーで消費電力計測

このワットチェッカーからスマートフォン等のアプリにデータを受け渡し
消費電力等を見ることができます。

100V 専用となっていますので、
エアコンは100V用のものにしか使用できません。


ダイキン製ノーマルエアコンを計測

2010年製のダイキン製ノーマル(お掃除機能がついていない)エアコン
で計測してみました。
6畳用と小さいモデルです。

取扱説明書を見てみるとこのような記載がありました。

●停止のときもマイコンを働かせるため、約1 ワットの電力を消費します。
(屋外温度が約10℃以下になると、自動的に圧縮機を暖めるため、さらに約25ワットの電力を消費する場合があります。)

ダイキン取扱説明書仕様より

消費電力は、約30wでした。

電気使用料金は、1kwh単位です。
1,000wで1時間使用した時の単価が決まっています。
燃料費調整単価等がありますが、
約27円/kwhとして計算してみます。

なにも使っていない状態で30wです。
30w÷1,000×1時間×27円=0.81円/時間
0.81円×24時間=19.44円
19.44円×30日=583.2円

電源がコンセントに挿さっている状態であれば
1カ月に600円近くの電気代がかかっているという結果でした。

外気温は20℃くらい。
リモコンが見当たらなく、
タイマー設定等何か設定がされていたのかもしれません。

あまりに取扱説明書記載と異なっていたため、
我が家にある同じくダイキン製ノーマルエアコンで
計測してみました。
ただし、機種は異なり、コチラは2016年製でした。

結果は、消費電力3wでした。
なんと、1/10です。

2台とも6畳用のもので計測しましたが、
色々な機能が付いている場合
能力が高いものの場合は
更に待機電力も多いと考えられます。

定期的に掃除をする機能もありますので、
この機能があると更に待機電力は多いと思います。

いずれにしても、使っていないエアコンは、
コンセントを抜いておいた方が良いということが分かりますね。


因みに、エアコンの心臓部は室外機です。
エアコンの消費電力の殆どは室外機ですので
使用していない場合はかなり少なくなっています。

エアコンは、お手入れ不足の場合、
熱交換機能の低下等により電気代が高くなることがあります。
エアコンのフィルター掃除は定期的に実施してください。
お掃除機能付きであってもお手入れは必須だと思ってください。

当社は、家庭用の壁掛けエアコンを完全分解し洗浄する
完全分解クリーニングを実施しています。

i-Mage.ブログ【Vol.0441】でした。


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