11月度適用の燃料費調整単価の発表がありました。
つい先日、中部電力より家庭用の「電気料金に関するお知らせ」が届き、12月から燃料費調整額の算定に用いる平均燃料価格の上限を廃止する(要するに燃料費調整の上限が無くなる)ということでした。
業務用は?と思ったのですが、なんと、上限に達したと報じられていましたが、高圧・特別高圧に関しては燃料費調整の上限は無いようです。細かく契約内容を見ておりませんでしたが、元々無かったのでしょうか。
電力会社によって、また契約内容によるということではありますが、旧契約は無く、新契約はあるというケースもありますので、今契約している内容をご確認ください。
では、今回も定点観測
中部電力 2022年11月度従量料金推移
2010年1月からの推移ですが、2021年1月からの上昇がスゴイことが一目瞭然です。
ここ数か月が分かりにくいため、ここ1年間のグラフで見てみます。
夏季料金適用が7月~9月の3か月間です。
2022年10月で低圧と高圧業務用電力で少し変化があります。
高圧・特別高圧はそのまま上昇しています。
低圧は夏季料金でなくなった分(1kwh当たり16.73円→15.49円)が燃料費調整増加分より大きいことで下がっています。
前年比を見てみます。
低圧は、約152%
高圧は、約170%
となっています。
工場で考えると、水道光熱費の上昇は原価上昇に繋がります。
コストダウンのために日々努力をされていると思いますが、このような外部要因で一気にアップです。
沖縄電力 2022年11月度従量料金推移
今度は、沖縄電力の従量料金推移を見てみます。
夏季料金や再生可能エネルギー発電賦課金があるため分かりにくいのですが、燃料費調整単価は、2022年4月以降上限に達したことで、変化していません。
計算はされており公開さていますので、もしそれが適用されたとすると!!!
業務用電力(高圧)でもしもを点線で示しています。
そのまま適用の場合は、1kwh当たり10円程度高くなることになります。
今何ができるでしょうか?
現実的なことを考えると、使わないのが一番の節電ですが、それはできないと思います。
とすると、設備でしょうか。
個人と違い会社の場合は、とても良い節税効果のあるものがあります。
そう、「減価償却費」です。
そして、いまの単価で計算すると、投資効果もあるケースが多いと思います。
投資回収年数を計算してもかなり短くなっている筈です。
逆に、今が省エネ設備を整えるチャンスかもしれませんね。
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i-Mage.ブログ【Vol.0457】でした。