24年度再生可能エネルギー発電促進賦課金が再び上昇 補助金も5月末で完了見込みでどうなる電気料金|2024年5月度電力量料金

2023年度は大きく下落していた再生可能エネルギー発電促進賦課金(以下、再エネ賦課金)
インボイス制度が始まり、家庭や小規模事業者からの買取の場合、税の負担も増すことから、数年後には増加することは予想されましたが、早くも2022年度水準まで戻ってしまいました

【再エネ賦課金】
2022年度 3.36円/KWh
2023年度 1.40円/KWh
2024年度 3.49円/KWh

この再エネ賦課金の改定は、経済産業省で行われ全国一律で、4月使用分から3月使用分までの1年間適用となります。請求ベースでは、5月請求分から。

また、政策により、2023年2月から特別な緩和措置が実施され、現在延長されていますが、2024年5月で終了予定です。
(電力会社の激変緩和措置も行われています。)

この緩和措置が終わる6月分(来月の定点観測)は、どうなるか。
そして、契約によりますが、基本的には7月~9月の3カ月間は、夏季料金適用期間です。
あの暑い夏がまた訪れると、エアコンは使わざるを得ないですね。

こう言い方はどうかとも思いますが、
ホップ、ステップ、ジャンプと3段階で電気料金が上昇していく感じです。

さて、定点観測

当ブログでは、中部電力と沖縄電力の電力量料金(燃料費調整や再生可能エネルギー発電賦課金等を加味した変動する料金)推移を見ています。

燃料費調整額は、毎月月末に大手電力会社各社から公表され(2か月後の電気使用に適用する燃料費調整額)、そのタイミングで、電力量料金として、使った量に関わる料金単価の推移を見ています。


中部電力と沖縄電力の電力量料金推移をみていきます。以前からある規制料金でその推移をみています。

中部電力 2024年5月度 電力量(従量)料金推移

このデータは、規制料金の定点観測となります。

一目瞭然、V字になっています。

ただ、前年比では、低圧約100.8%、高圧約84.1%
前年は下げ傾向でしたが、今年度は上げ傾向です。

いやな上昇傾向ですね。
前述の通り、来月6月から補助金がなくなると…

需要の増える夏場に向け、ちょっと嫌な感じですね。

言うまでもなく、電気料金というものは、使えば使っただけ請求額も比例していきます。
普段の月の請求額より高いのは何故か?
夏であれば冷房、冬であれば暖房に関わるものが、他の月とは違いますね。

2023年の夏はもうかなりの猛暑でした。
覚えていますか?
年間の気温での比較でも、2023年は気温が上昇していたという結果です。
今年2024年はどうなるでしょうか。

コスト削減を一生懸命にやっても
電気料金で一気に持っていかれると辛いですね。

でも、暑さ対策も必須です。
我慢してエアコン使用量を抑制するのではなく、
ムリなく抑制できる方法を対策とれていますか?

まだまだ、節電対策やれることがあるかもしれません。

当社は、人が我慢することなく、環境に配慮したエアコンの節電対策をご提案しています。

暑さ対策をエアコンだけに頼るのでなく、熱の移動でも考える必要がありますね。
開口部(例えば、窓)からの熱移動はかなり大きくなっています。

沖縄電力 2024年5月度 電気量(従量)料金推移

改めて、2023年の動きが激しかったのが分かりますね。
電気料金単価の見直しもあり、少し分かり難くなっています。
点線は、高圧契約の抑制策が無い場合を示しています。

低圧約146.5%・高圧約126.8%
ともに、前年比でかなり上がってきています
2022年10月に燃料費調整の上限に達したため、上げがとまっていましたが、料金改定でその影響が出ています。
前月比は、燃料費調整単価は若干下がっていますが、再エネ賦課金の上昇が大きいのが影響しています。


中部電力と比較した業務用電力で見ると、約106.2%となっています。

燃料費としては、中部電力はLNGコスト上昇により上げ傾向となっていますが、沖縄電力は下げ傾向です。
発電に使用しているものの構成の違い(主にLNG:石炭)が明確に分かれています。

業務用空調機の省エネ機器 冷媒リアクターパイプ「TOP-Eco」

既設機器の省エネ・節電策と言えば、設定温度の変更・徹底や運用時間の見直し等が行われます。
現状のような電気料金が高い状況では、今度の夏も我慢して対応となるのでしょうか?

我慢以外の対策でよくあるのは、高効率機器への更新がありますが、そう度々できる対策ではありません。また、点で見ると削減できたように見えますが、費用対効果でみるとどうでしょうか。意外に投資回収効果は?
キャッシュフローで見てみると、今後益々上昇することを考えると、回収は早まりそうですね

TOP-Ecoは、既設機器に対して設置のご提案を行っています。
使用状況などにより、コスト削減効果が見えないものもハッキリお示しします。

また、TOP-Ecoとシナジー効果を発揮するものとして、
コンプレッサーの動きを機器の仕様に合わせ調整するものもご紹介しています。
強制的に停止や負荷を下げると故障や再始動時の電流増加が考えられますが、無理のない範囲で調整するものです。

所謂中間期となりますが、この時期に冷房を使わないといけないという場合は、室内環境の見直しも必須だと考えられます。
エアコンの一番の節電方法は使わないこと。
とは言え、我慢して、ムリしてでなく使わない、抑制する方法が無いでしょうか。
是非、一度ご相談下さい。

業務用エアコン、冷凍機の省エネのことなら
当社株式会社i-Mage.まで、お気軽にお問い合わせください


i-Mage.ブログ【Vol.0481】でした。

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