電力各社から2022年4月適用の燃料費調整単価が発表されました。
電気料金は、毎月この燃料費調整単価により使った量に応じてかかる従量料金単価が変動します。電気料金が上がった下がったという報道は、実はこの燃料費調整単価が変動によるものです。
電力会社によって、発電方法が異なることから、その発電するためのコストが異なってきます。また、ガソリンと異なり3か月の平均をという調整方法となりますので、実際に適用されるタイミングと時差が生じます。
そして、今2022年2月は、ロシアによるウクライナへの侵攻が行われています。エネルギー大国であるロシアからの供給が止まることで、更なる燃料費高騰が見込まれます。
本来、夏季料金適用期間となる7月~9月は、エアコンも稼働時間が長く負荷も高い時期となります。電気料金はどうなるのでしょうか?
当社では、中部電力・沖縄電力の低圧・高圧の定点観測を行っており、従量料金の推移を見ています。
では、4月の電力料金を見てみます。
中部電力 電力料金推移
グラフを見ると一目瞭然ですね。
本来、例年夏季料金適用期間が山の頂点となる形を形成しますが、殆ど下らない状態で昇り(上昇)し続けています。
2010年1月以降で一番高くなっています。
前年比で約150%です。
電気製品を使用していないときも、コンセントに差したままでは待機電力が掛かりますが、これも無視できないような状態ではないでしょうか。
沖縄電力 電力料金推移
明らかに、過去の推移と異なる動きを示しています。
前年比では、低圧で約150%、高圧で約145%となっています。
燃料費調整ではなく、料金改定の動きも出てくるかもしれません。
他地域以上に新型コロナウイルスの影響を受けている事業所が多いと思いますが、この電気料金上昇のダメージも響いてくるのではないでしょうか。
もうすぐ、エアコン稼働も本格的になってくる時期ですので、影響は大きいですね。
エアコンのお手入れ徹底で節電
このように上昇を続ける電気料金ですが、どう対応するべきでしょうか。
当社はエアコンの省エネ・節電の提案を行っていますが、一番の節電は使わないことです。
自動車であれば、使わないで徒歩・自転車や公共交通機関を利用するということが考えられますが、エアコンの場合、健康面での影響も出てしまう可能性もあります。体調を崩し、薬や医療費が掛かる方がお金は掛かりますし、何と言ってもカラダは大事です。
とすると、やはり如何に効率よく使うかですね。
1℃温度設定を変えると約10%消費電力が変わります。消費電力=使用電力量ですので、電気料金に関わってきます。
お手入れ不足の場合、効きが悪くなってくることがあります。そのため温度設定を変えてしまうと…
まずは、最低限できるフィルター掃除等のお手入れを徹底してください。
大事なことですのでもう一度
お手入れ不足は、エアコンの効率が悪くなり、電気料金増加の要因となります。
当社では、
業務用エアコン・冷凍冷蔵設備の省エネ提案
また、静岡県西部地方限定ですが、
家庭用壁掛けエアコン完全分解クリーニング
を行っています。
i-Mage.ブログ【Vol.0439】でした。