まずはじめに
先日のネットニュースで
「6月の電気料金値上げ」
と大々的に上がっていました。
勘違いというか
正確には値上げではありません。
電気料金の単価自体は変動していません。
電気料金が毎月変動するのは何故?
ガソリン料金などは
日々変動していますが、
電気料金は月単位で単価は固定です。
使用量等の変動で請求額は変動しますが。
電気料金は、通常、
契約料金(基本料金)
使用量に応じた従量料金
の2つが合算されたものです。
基本的な単価は
簡単には変動されません。
では、
毎月の変動要素は
以下の2つによります。
1.再生可能エネルギー発電促進賦課金
2.燃料費調整単価
「再生可能エネルギー発電促進賦課金」は、
毎年5月の請求分から変動し、
1年間固定となります。
「燃料費調整単価」は、
飛行機の燃油サーチャージを
連想してもらうと分かりやすいと思います。
発電に使用する燃料の
変動調整をするものです。
これが3か月平均のもので決定しますので
毎月変動してきます。
電力会社毎に
発電方法が異なりますので
この燃料費調整単価も異なります。
色々な方法で発電していますが、
中部電力はLNG(液化天然ガス)
沖縄電力は石炭
が現在主な原料となっています。
中部電力 電力料金推移
2021年1月を底にして上昇傾向になっています。
因みに、7月~9月の3か月間は
需要が多く夏季料金が
設定されています。
そのため、
一年間でも大きな山になっています。
何故使用量が増えるのか?
そう、エアコンが主と言って
間違いないと思います。
前月比では、約1.5%↑
前年比では、▲約4.5%
まだ、前年よりは安い状態になっています。
ただ、徐々に上昇が気になります。
7月以降の需要期が心配です。
沖縄電力 電力料金推移
2020年10月を底に上昇傾向です。
前年比では、▲3.5%
高圧の業務用電力の
同じような契約で
中部電力と比較すると
約20%高いという状況です。
エアコンや冷凍・冷蔵需要が
多い地域ですから使用量も多くなります。
電力会社の選択肢が限定されますので
省エネ・節電の徹底が必須だと思います。
業務用空調設備
冷凍冷蔵設備
の省エネは、当社にご相談ください。
i-Mage.ブログ【Vol.0427】でした。